1.5 「型」にはまりたい?!

1. 将棋とは

棋風に個性が出るのであれば、将棋は人の生き方とも言える。
ただ、ある程度の棋力になって、指し手の選択肢が見えて、それをどのように選択するかによって考え方が分かるのであって、級位者~初段レベルでは「棋は対話なり」は無理かもしれない。

もしかしたら日本人は世界の中でも一番、型にはまりたい人種かもしれない。
血液型占い、星座占い等という4種類、12種類に分類し、分析、占いをするというのが大好きだ。あなたがいくら興味が無いと言っても、テレビ、新聞、雑誌には必ず占いのコーナーがある。それだけの需要があるということだ。

居飛車党・振り飛車党
将棋において何かを分けるとすると、すぐに思い浮かぶのは「居飛車」、「振り飛車」だろう。
あいさつ代わりに「居飛車党ですか?」なんて聞いたりする。「えっ?振り飛車党?あれですか、藤井システム系ですか?あーノマシケ。最近また有力になってきてますよね~」なんていう会話は知らない人が聞いたら宇宙人の会話だ。
私はどっちも指すので「いや、どっちも指す派です」なんていうと、少し怪訝な表情で「オールラウンダーですね」と冷たく返される。残念ながら、オールラウンダーの場合、話が続かない(笑)

型にはまるのは悪くないと思います。
日本では古来から「守破離」の考えがありますから、まずは誰かの作法を学ぶというのは、私たちに染みついている学習方法です。
でも、頑なに変えないというのは、将棋においてはマイナスになると思います。将棋は柔軟な考えが、良い発想を生んだり、見落としを少なくします。

社団戦チームメンバーで、四間飛車を指す某チームリーダーがおり、もう5年も彼の将棋を見続けていますが、捌かないでスクラムを組んで押していく将棋、得意なのは端攻め、という、どう考えても本格的な居飛車を指した方が勝てると思うのですが、スタイルを変えない。まあ、それもありだとは思います。将棋は孤独な戦いで、何かを信じていないと軸がぶれて脈絡のない指し手になってしまいます。信念があるなら、それで良し。

「初段になるまでは同じ戦法で」
というのは、”こういう将棋の時は こういう方針で指そう” という考えを持てる目安の一つだと思います。必ずしも初段に拘ることはありませんが、物の考え方が分からないうちに他に手を出してもうまくいかないという体験をもとに出てきた話だと思います。

定跡系・力戦派
これもよく耳にする言葉です。
力戦は、「相手の出方全てに対応するために全てを知り尽くしている」あるいは、「面倒だから何も覚えない」のどちらかです。型にはまりたくないという思いが強いのでしょう。自由に将棋を指したい人たちです。時に筋悪と言われながらも将棋を謳歌しています。
定跡を事細かく覚えている人も、割と多くいると思います。記憶力に自信がある人たちです。序盤でほぼ失敗しませんし、時間を浪費することもありません。棋書を多く読み、自分の将棋ノートをつけ、毎日コツコツ勉強する人です。真面目な人です。

型にはまろうが、はまりたくなかろうが、人間が指す将棋なので個性があります。
その個性を残しながら、勝てるようになるのが理想ですね。

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1. 将棋とは
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将棋上達の心構え

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