1.7 負けたら 将棋をやめる 問題

1. 将棋とは

負けたら将棋をやめる?

「子ども相手に勝ってはいけない。」
「子どもと一緒に将棋教室に通っていたが、子どもに勝てなくなったので将棋をやめた。」
「全く棋力が上がらず勝てないので将棋をやめた。」
「一緒ぐらいに始めたのに差がついてしまい将棋をやめた。」
これらは周囲でも良く聞く話です。私はこれを、「負けたら 将棋をやめる 問題」と呼んでいる。

将棋をやめるきっかけは、必ず「負け」に起因している。
子どもであれば、やはり、勝って楽しくなるということも大きいので周囲の大人は負けるのが良いのでしょう。父親に勝てずに初期段階で止めてしまった子どもは多いかもしれない。そういえば豊島二冠は弟に手を抜かなかったとか。

子どもにもいずれ勝敗の壁は訪れる。
それでも負けず嫌いで将棋を続けると、その先が見えてくるのかもしれない。
ただ、現実的に、中学生になっても将棋を続けているのは何パーセントぐらいだろうか。将棋以外の誘惑も増えてくるだろうし。

では、大人の場合はどうなのだろうか?
周囲に負けてくれる優しい人などいない。棋力が上がるスピードも遅い。勝てない。負けが続く。自分より後に将棋を始めた人にも勝てなくなる。たまに勝っても、連敗する。レートがチョコレートのように溶けていく。

私の場合、道場行ったりオンライン将棋をする前に、コンピューターソフト(Bonanza)を相手に将棋を始めたので、負けて当たり前だった。1勝すらできずに、激指に救いを求め低レベル設定に勝つことを積み重ねた後に将棋教室に行くようになった。そもそも負けて当然だろう、というスタート地点。

みなさんは、どう思って将棋を始めたのでしょうか?
「ちょっとやれば勝てるんじゃね?」
「俺って隠れセンスあるから勝てるんじゃね?」
とか思ってたんじゃないんでしょうか?どうでしょうか?

甘いですよ。
怒られますよ。

でも、大人には理性があるんです。
理性があるから、負けからも学ぶことができるはずです。
負けを見つめるというのは、冷静に悪手を探すということです。時には感想戦で相手に指摘してもらうという傷口に塩をぬるような行為が必要となり、更に心がえぐられることでしょう。頓死を指摘されるのは、ホラー映画のような恐怖かもしれません。でも、大人の理性で乗り越えるのです。

冷静になろう

将棋は運要素が無いストイックなゲームです。逃げ場が無く、負けを正当化するのが難しい。
だが、負けは悪ではないし、盤上で起きている出来事は全て虚構の世界の話です。
将棋に限りませんが、バーチャルに潜り込むと日常のせわし事を忘れリフレッシュになることでしょう。だからといって、心まで奪われては行けません。虚構の世界を抜け出して、俯瞰して ”ゲーム” を分析しよう。「将棋は人生」というのはプロ棋士だけで、アマチュアにとってはゲームにしかすぎません。ゲームで勝とうが負けようが、それよりも大切なのはあなたの人生が彩り豊かになること。将棋がその一助になっていることです。
将棋が好きなら、負けを楽しむあなたなりの秘訣を見つけましょう。それこそが大人の趣味なのです。

女流棋士 山口絵美菜 女流1級が心の在り方について公開しています。参考にしましょう。

負けに傷つきすぎない5つのコツ
https://note.mu/openthedoor/n/n67017be1249a

棋士へのインタビューでも「負けた後、どのように気持ちを切り替えますか?」という質問が多い。羽生九段は対局のあくる日には忘れているらしい。長く引きずるのは心身ともによくない。失恋と同じです。真剣に取り組んだ(のめりこんだ)のに、負けた(フラれた?)理由に納得できないから引きずるのでしょう。

負けても、感想戦が終わったら「ハイ、次」と気持ちを切り替えて将棋も楽しもう!

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1. 将棋とは
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将棋上達の心構え

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