早指し二段 森田将棋2 をプレイ & レビュー

スーパーファミコンの早指し二段 森田将棋 2 をプレイするよ
スーパーファミコンの森田将棋は、3つのバージョンが存在します。
① 1991年 初段 森田将棋
② 1993年 早指し二段 森田将棋
③ 1995年 早指し二段 森田将棋2
今回は3番目に発売された「早指し二段 森田将棋 2」をプレイします。
初段 森田将棋はソフトの思考時間が長く、待つのが苦痛でした。
それから4年。たぶん、改善されていることでしょう。
パッケージ裏面には「待ちのイライラを解消する超スピード」と記載されており、期待が高まります。
ハードウェアのスペックは変わってないので、ソフトウェアや専用チップの搭載でスピード化を図っているのでしょう。
パッケージの題字は、故 大山康晴 十五世名人によるもの。大山先生は1992年にお亡くなりになられており、前作 早指し二段 森田将棋(1993年発売)の制作時に依頼し得られたものを、Ver.2 でも引き続いて利用していると思われます。
まずはマニュアルを確認しよう
説明、次の一手、申込書もマニュアル内に含まれている。
羽生六冠王の駒プレゼントの案内もある。今やお宝。みなさんの家に眠ってたりしないですか?
本作が発売されたのは 1995年5月26日。
羽生善治氏が七冠を達成するのは 1996年2月14日。
統一目前の将棋界の雰囲気はどのような感じだったのだろう。
早指し二段 森田将棋2をプレイしてみよう
段位獲得戦に挑戦です。
初段 森田将棋では、20秒将棋、100手以内での勝利、3連勝が条件でした。
(級位獲得戦は20分切れ負け)
しかも、ソフトの棋力は将棋連盟の認定は二段と強くなっているようで、気は抜けません。
結果、3連勝しました。
・やはり20秒将棋よりも、5分切れ負けのほうが難易度が低いです。
・棋力は「初段 森田将棋」と同じぐらいに感じます。
・棋風は少し変化したように思います。定跡ファイルが入っているのでしょうか。
・指し手のスピードは速いです。待ち時間が無くて快適です。
・この頃のソフトの特徴かもしれませんが、序盤・中盤はゆるく、終盤は割と正確です。なので有利になってから、しっかりと寄せきる必要があります。
3連勝後に表示される「初段免状」です。

二上会長(当時)は、羽生善治氏の師匠です。

この署名の免状を持っている人が羨ましいですね。
詰将棋を解かせてみる
次に詰将棋の機能も試してみます。
先ほどの動画の後ろのほうには、実際にこの詰将棋を解かせている模様をカット無しで掲載しています。
結構、難しいと思いますが、みなさん、解けますか?
こちらは「15手詰」です。
残念ながら、早指し二段 森田将棋2は解くことができませんでした。
13手詰までは解けるのですが、15手詰になると20分ぐらい考えて [詰みが見つかりません] となります。でも SFC (16bit) で13手詰までは解けるというのもスゴイことだと思います。
プレイしてみた感想
早指し二段 森田将棋2
・指し手のスピードは格段に速くなりました(ストレス無し)
・棋力は4級ぐらい (初段 森田将棋と同じ)
・級位者の相手にはちょうど良い
・初段免状が表示されるのは嬉しい
ということで、安ければ買いです。
箱・説明書無しのカートリッジだけであれば安く購入できるかも。
古い筐体でもまだまだ遊べる。
もっとレトロゲームを楽しもう!
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