2.11 子どもと指さない、時計を使わない

2. 棋力の向上

子どもと指さない、時計を使わない

賛否あると思いますが、
・子どもは早指しなので付き合うと、考えない癖がついてしまう。
・時計を使うと最後の最後で手を読まないで指すしななく、考えない癖がついてしまう。
というのが、私の経験です。

今は、子どもが相手でも指しますし、時計を使う将棋も指します。
でも、最初のうちは、まずはトコトン考えるようにすべきだと思うのです。


体験談

連盟道場で5級ぐらいの時に、ある一人のおじさん(私より15才ぐらい上)の方と対局したことがあります。

最初に先方から
時計無しでも良いですか?
と聞かれ、

道場も空いていましたし、私もたくさん対局したいという訳でもなかったので快く了承し、対局を開始しました。

確か、相手が先手で中飛車、私が普通の居飛車(超速系)だったと思います。序盤は定跡系なので、お互いスラスラと進み、駒がぶつかってから、相手が1手に5分以上かけて考えるようになりました。私もイライラすることなく、相手の考慮中も同じように考慮しました。相手が沢山考えてくれるので、私も1手に1分以上は考えたと思います。

だんだん難しくなってきて、相手は10分~15分ぐらい考えるようになりました。私もお付き合いして、席を立つわけでもなく、盤を挟んで考えました。それでも生理現象があるので、お互い2回ずつぐらいはトイレに行ったと思います。途中、私が攻めの銀を引く手を指し、相手は30分ぐらいの長考に沈みました。この時はさすがに、いつ指すのだろうか?と不安になりましたが、私も考えながら待ちました。

結果、この「銀引き」が相手の方の発想には全く無い手だったらしく、相手の変調が続き、形勢が傾き、勝負がつきました。2時間ぐらい経過していました。

相手は潔く投了したものの、この「銀引き」の構想に理解ができず、私は最善手を指したつもりでしたが、相手は攻めが渋滞して有利に立てると思っていたようで、感想戦でこの局面の検討に入りました。銀が上がっていたら?銀が斜めに行ってたら、違う手を指していたら、など、微細にわたりお互いの手を探り考えました。

気がついたら、感想戦も1時間ぐらい行われいました。

計3時間。流石に両者疲れ果て、おじさんは帰宅。


たぶん、これが私の短い将棋歴の中で、一番考えた対局です。
私は勝ったことよりも、ふんだんに考えられたことに満足を覚えました。お互い級位者なので、たぶん、悪手ばかりの対局だったと思いますが、考え抜くことの楽しさを体感することができた貴重な対局です。

じっくりと考える時間を優先する

子どもと指すとこうはいきません。
ゼロ秒で指してきた相手に30秒すら考えるのも気が引けてくるので、こちらもゼロ秒で指します。そうするとたいてい負けます。大人は盤面を広く見られないし、スピードについていけないんです。仮に時計を使っていても、こちらの考慮時間中に子どもが暇そうにしているのを見ると早く指さなきゃならないと思ってしまいます。勝負なので付き合う必要が無いといえば、そうなんですが、別に鬼勝負をしている訳ではないので負けたら負けたで良いし、子どもが将棋をつづけてくれるなら良いかとも思ってしまいます。ですが、これは自分のためにはならない。

なので、大人級位者は子どもと指さないほうが良い。というのが私の持論です。
年を取ってくると、考えるのが億劫になってくるかもしれません。それが故に攻め急いでしまうことがあります。勝負のことだけ考えると、ねちっこい将棋の方が勝率が高いと思います。1回目のチャンスは見送る(大山15世名人)ぐらいの悠長さが必要です。
ただ、ねちっこい将棋を若い人にやられるとロートルは勝ち目がない。。
時間を使って長引く将棋に持ち込み、両者秒読みになって、最後の最後のスプリントで抜き去るという将棋。そう、藤井七段ですよね。中盤で少しややこしくして、でも、最後のスピードは凄くてついていけない。

だんだんと慣れてきて、手筋を使えたり、読みを省略したりすることもできるようにはなりますが、ある一定レベルになるまでは、「対局数より、考える時間」だと思ってます。そして、正しく考えられるようになるために、良い先生を見つける。というのが理想です。

良い先生は、ねこまど将棋教室にいるかもよ。(宣伝。私は客なのに宣伝。)

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