2.13 プロの対局を参考にすべきか

2. 棋力の向上

将棋:プロの対局を参考にすべきか

「藤井聡太の将棋を真似ないほうがいい」

高野秀行 六段
https://bunshun.jp/articles/-/10664

刺激的なタイトルです。

これに対する私(アマ弱二段)の答えは、 YES であり NO でもあります。

プロの対局を観戦したい

プロの対局を観戦したいと思っても、全ての対局が棋譜中継・放送されておらず、将棋年鑑に全ての対局の棋譜が掲載されるわけではありません。
となると、アマチュアが観ることができる対局というのは、人気棋士の対局が多くなります。
ありがたいことに、藤井七段の対局はほぼ全て無料で観戦(ニコニコや AbemaTV)できます。とうことは、藤井七段の対局を参考にするというのは、とても簡易な方法になる訳です。

そして、

観ると真似したくなる。
同じようにはできない。
ケガをする(負ける)。

将棋を指さなくなる。

となってしまうのかもしれません。

もう将棋は嫌いだ―

藤井将棋を理解する必要は無い

通常の知識と判断力を持っていれば、アマチュアが藤井将棋の神髄を理解し真似できないのといことは直ぐに分かるでしょう。付け焼刃でプロと同じになる訳が無い。将棋はシミュレーターのような訓練ができないから、追いつこうにも追いつきようがないし。

でも、アマチュアは将棋の勝敗に生活が懸かっていないので、どのような将棋を指すのかは自由です。真似たっていいんです。負けていいんです。

私は、将棋の上達における一番のハードルは「固定概念に縛られ、柔軟な思考を失うこと」だと思っています。何かにこだわることは悪いことではありませんが、負けを認め、間違いを認識し、正しい方向に修正するという強い意志こそが必要だと考えています。対局で負けても、自分に負けなければいい。

挫折せよ

固定概念を砕くのに一番良いのは「挫折」です。
将棋は、とても容易く挫折することができます。対局での負けです。
永遠に勝ち続ける人はいません。どこかで強い人にあたり、全く勝てずに途方にくれます。
しかし、その経験こそが固定概念を打ち破るきっかけとなります。
もちろん、将棋を続けるという強い意志を持てれば、です。

壁に直面し、試行錯誤し、誰かに助けを求め、最終的に自分で解決し、その壁を乗り越えます。

自らの理想が高ければ高いほど、比例して壁も高くそそり立つでしょう。
その壁の存在を知ることができるのが、将棋においては「負け」なのです。

あなたは負けることによって、自らの求める高さを知り、それを乗り越えようとする自らの欲求の大きさを知ることができるのです。

大いに真似よ

覚悟があるなら、藤井将棋を真似てみよう。
まだ、その覚悟が無いのであればやめておこう。藤井七段の将棋は観ているだけで楽しい。

将棋は、とても簡単に Try & Error を経験できます。
ボードゲームだから生死に関わらない。プロじゃないから生活にも関係無い。

投資だったら財産を失うこともあります。
恋愛だったら、こっぴどく振られて人間不信になるかもしれません。

でも、将棋の負けは、かすり傷にもなりません。
だから、どんどん負けて、そして強くなる道しるべを見つけよう。
そして、積極的に負けるべく、自分より強い相手と戦おう。

心の強さ

結局、素直に負けを認める人は、心が強い人だと思います。
読みの深さとか、詰将棋を解く速さとか、定跡の理解度とか、手筋をたくさん知ってるとか、実技的なことも重要ですが、将棋は心理的な要素がとても大きいと思います。

極端に言うと、

将棋を指す前に精神力を鍛えたほうがいいですよ

ということになります。

もし、あなたが何敗もしてるのに将棋を指し続けていたら、

ものすごく心が強い
or
まったく反省していない

のどちらかです。
できれば、ちゃんと1局ごとに振り返りをして、勝っても負けても反省してから次の対局に挑んで欲しい。たった一つの、この習慣を身につけるだけでレート50は上がります。

とはいえ、私が、たった1敗しただけで1年足踏みになる状態に陥ったら、後悔で1週間は落ち込むでしょうね。反省はしても後悔はしない、というのが重要だと分かっているけどできません。
人間だもの。
すぐ忘れることができるという H九段は人間じゃないですね。だからトッププロなんでしょうけど。

✅チェック
自身は昇級、藤井聡太七段は逃し…「師匠としては複雑」(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASM3344TTM33PTFC00G.html

「自分だけ上がって申し訳ない」とコメントする杉本師匠。泣ける!

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